朝のルーティン、一日の始まりにベストなクラシック、3曲。
人はそれぞれ、朝のルーティン(習慣、決め事)って、何かしらあるのではないかと思います。
※写真は、2020年夏・湘南鵠沼海岸
私の場合の朝のルーティンは、朝起きたら、クラシック3曲聴いて、ヨガをシックス・ポーズ行うというものです。かなり良い目覚めの一日の始まりとなります。ヨガについては、別の機会とさせていただき、朝のクラシックはおススメです!
私は基本、元々ロック大好き人間なのですが、朝はなぜかクラシックで始まるのがお好みです。ロック・ミュージックで、いきなりハイテンションになるのも悪くはないですが、やっぱり朝イチからのロックはちょっと疲れます(苦笑) 年ですかね~。
では、そのクラシック3曲についての御紹介。
朝一番、マーラーのアダージェット(交響曲第5番第4楽章)
朝二番、ラフマニノフの交響曲第2番第3楽章
朝三番、バッハのG線上のアリア
なんで、この3曲が自分の朝の始まりに気持ち良いのかは、旋律がとっても素敵という理由ではあるのですが、感覚的な話ではなく、理屈としてはどうなんだろうと、調べてみました、分析してみました~。
朝一番のクラシックの理屈。
なんと、アダージェットは、マーラー(19~20世紀にウイーンで活躍した作曲家)が「愛のラブレター」として作った曲なんだそうです。映画「ベニスに死す」(イタリアの巨匠、ルキノ・ヴィスコンティ監督)のテーマ曲としても有名なこの曲、耽美なる旋律は、愛する妻へ宛てられたものでした。
朝から、テーマは、愛の世界です!
朝二番のクラシックの理屈。
なんと、交響曲第2番第3楽章は「旋律の永遠なる美しい流れ」を強調した曲です。1900年代初頭に作られたもので、ドラマや映画でも比較的多く使われる人気曲。ラフマニノフは、ロシアの作曲家。
朝から、旋律の永遠なる美しい流れに、身をまかせてしまいます!
朝3番のクラシックの理屈。
なんと、バイオリンの4本ある弦のうち、G線のみで演奏できるように編曲されたアリア(イタリア語;叙情的独唱)。元々は、バッハが作曲した管弦楽組曲第3番第二長調 BWV1068 第2曲アリア(エール;フランス語)を、19世紀のドイツの出身のバイオリニスト、アウグスト・ヴィルヘルミが、編曲。原曲のニ長調をハ長調に移調することで、G線一本で弾けることに気づいて編曲したというのです。なんて超クリエイティブなお話!
朝から、超クリエイティブな作品に耳を傾けてしまう!
ちなみに、バイオリンの絃ですが、高い音の出る、形状の細い弦から順にE線、A線、D線、G線の4本構成。G線は、最低音。
以上、朝イチから、愛の世界~旋律の永遠なる美しい流れ~超クリエイティブというテーマで流れるクラシック3曲、いかがでしょうか。
自分としても、このようなテーマのクラシックを聴いていたら、朝が良い目覚めになるのも、納得です。
我ながら良い一日のスタートにふさわしい朝のルーティンではないかなと思います(笑)
ところで、ロック好きの私が、幾多のクラシックの中から、紹介した3曲のルーティンに何故たどり着くことになったのか、不思議に思いませんか。
お教えしましょう。
ある日、某テレビ番組でマーラーのアダージェットを聴く機会があり。
この曲は今まで聴いたクラシックの中で最高に素晴らしい曲だ!と感銘してしまい(大してたくさんのクラシックを聴いてきたわけでもないくせに、です(笑))。
アダージェットを、YouTubeでヘビロテ(何回も聴くこと)してしまったんです。
そうこうするうちに、マイミックスリストに、紹介の3曲が流れてくるようになったんですね。
要は、YouTubeのリコメンド機能ですね。なかなかの優れものだと思います。
YouTubeさん、ありがとうございます!(笑)
最後に、今夜の一曲ですが、マーラーのアダージェット。
ぜひぜひ、クリックしてお聴きください。アダージェット by マーラー
(了)
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